ビジネスを行っている人であれば、事業資金の融資を検討する人もいるでしょう。金融機関や銀行から借入れできれば、事業を推進できより企業を発展させることも可能です。
ただ、事業の関係によっては短期間で借入れしたい場合もあるはずです。その際は金融機関の選択から、融資までの準備ポイントなどを把握しておく必要があります。今回の記事では、事業資金調達の際に即日で融資を得られるのか紹介しましょう。
即日で融資をしてもらうポイントについて確認
事業資金が急ぎで必要な場合は、即日で融資をしてもらいたいケースもあります。銀行の場合は時間がかかりますが、消費者金融やファクタリングなど、即日で融資をしてもらう方法はあります。
しかし、ポイントを押さえておかなくては、計画通りに資金調達できません。そのため、即日で融資をする際のポイントについて内容を紹介しましょう。
即日対応してもらえる金融機関を選ぶ
事業資金が緊急に必要な場合は、即日対応してもらえる金融機関を選ぶことが大事です。上記で紹介した消費者金融やファクタリングも即日で融資してもらえますが、各会社によって提供方法が異なります。
消費者金融の場合はほとんど即日対応していますが、カードローンのみのケースであり、ビジネスローンなど融資の種類によっては即日で借入れできないこともあります。また、ファクタリングも会社により即日提供してくれない場合もあるため、よく条件を確認しておく必要があるでしょう。
銀行や不動産担保ローンの場合は即日対応してくれないケースが多いので、緊急時の借入方法としては利用しにくい点があります。まずは即日対応が可能かチェックしてください。
借入希望金額を小さくする
事業資金を即日で借入れしたい場合は、希望金額を小さくすることも重要です。金融機関は申込者の融資を審査するときに、返済能力の有無を確認します。返済能力は信用情報や収入の安定性などが考慮され、クレジットカードの滞納など何もなければ信頼性に問題はありません。
収入も安定して尚高収入であれば、融資額も大きくできます。しかし、借入金額が大きいほど審査は慎重になるため、時間がかかります。そのため、借入金額はできれば少なくしておくのがポイントです。
ビジネスローンの申込みをする際は日本賃金業協会が定める「借入計画書」に収支の見通しや敷金繰りの見通しを記載するため、この段階で金額について考慮しておくのが重要です。金額が大きい場合は、その借入額を記載するので問題ありませんが、必要以上の資金を記載すると即日とはいかない場合もあります。
経営歴が1年以上あるか
事業資金を即日で借入れする場合は、経営歴も関係します。金融機関は審査の際に、事業の安定性や信用度について経営歴で判断する場合があるので、個人事業主も法人の方も確認しておくのがおすすめです。
経営歴は年数が長いほど信頼性が増しますが、大体1年以上が条件として設定されています。そのため、開業や会社設立から1年経過しているなら即日融資も期待できますが、1年未満の場合は条件に合わず融資の申込みを行えない場合もあります。
経営歴が短い場合も対応してくれる金融機関はありますが、範囲は狭くなるため注意する必要があるでしょう。また、経営歴を証明する書類は確定申告書や決算書になります。
午前中に申込みを行う
事業資金において即日融資を行う場合は、午前中に申込みするようにしましょう。「即日可能」と記載されている金融機関でも融資を提供するには時間がかかります。申込者の信用度に問題ないのか、書類に不備がないのかチェックしなくてはいけないため、午後からの申込みだと即日にはならない可能性もあります。
また、銀行の窓口が空いているのも15時までになるため、振込みするとなれば時間制限もあるので午前中への申込みがポイントです。営業時間に合わせて申込みもできますが、ネットに対応している機関であれば、開始前に申込みだけでも終わらせることができ、審査に余裕を持たせることも可能です。
即日対応ができる金融機関も混雑している状況であれば、遅れが生じる場合もあるため、なるべく早い段階で申込みしておくようにしましょう。
提出に必要な書類を事前に準備しておく
即日で借入れをするためには、提出に必要な書類を準備しておく必要もあります。融資を受けるための書類には
・本人確認書類
・代表者の印鑑証明書
・収入証明書
・事業関連書類
などがあります。本人確認書類は運転免許証やパスポートであり、収入証明書には所得証明書や源泉徴収票、事業関連は決算書や事業計画書などです。それぞれの書類は簡単に入手できるものもあれば、作成に多少の時間がかかるケースもあります。
書類を事前に準備しておくと申込みの際に慌てることはなく、スムーズに提出が可能です。利用する各金融機関によって必要書類は異なる場合もあるため、それぞれホームページなどにアクセスして確認しておくようにしましょう。
即日審査と間違えないようにする
急いで資金調達したい際に「即日審査」と「即日融資」を間違えないように注意してください。即日審査の場合は審査結果が当日に出るだけで、実際に融資を得るまでは翌日以降になるため、時間がかかる可能性があります。
即日融資と審査を見間違えてしまうと資金計画に支障が生じるため、事前によく確認しておくのは重要です。急いで資金が欲しい場合は見逃す可能性もあるので冷静に見極めましょう。
複数への借入れをしていないか
即日で融資を受けたい際は、自分の借入状況も確認しておく必要があります。申込み前にすでに複数への借入れをしている場合は、返済負担が大きい状況であるため、金融機関も慎重に審査を行います。もし、借入額が大きかったり複数への借入れにより総量規制に引っ掛かるようであれば、即日融資どころか審査の段階で落ちてしまう場合もあるでしょう。
そのため、複数への借入れを行っている方の場合、まず資金を融資できる状態なのか確認してください。借入れ件数が多いと、融資の際は不利になりやすいので注意しましょう。
【まとめ】事業資金の即日は事前の用意が重要！
即日で事業資金を得る方法はキャッシングやカードローンなど、いろいろな方法がありますが、事前にしっかり準備することが大事です。
スピード重視で申込みすることが即日での融資ポイントになるため、書類やどの時間帯で申請するのか計画する必要があるでしょう。即日で融資を行うことができれば、ビジネス面でも有利になるため、ポイントを押さえてお金の借り入れ計画をしてください。