この記事ではブラックリストに入っている方向けに不動産担保ローンが借りれるのかどうか、またその方法について説明していきます。記事の構成は以下のように進めていきます。
・そもそもブラックリストとは何か。
・個人情報を取り扱っている機関について
・不動産担保ローンとは
・ブラックリストでも不動産担保ローンは借りられるのか
・不動産担保ローンを借りる為の要点
・ブラックリストはいつ消えるのか
・まとめ
以上の7部構成で進めていきます。
そもそもブラックリストとは何なのか?
では、はじめに「そもそもブラックリストとは何か」について説明していきます。
「 ブラック」リストと聞いて皆さんはどのような人が該当すると思いますか?おそらくほとんどの方が想うのは「悪いことをした人」であると思います。厳密にいうと、一概に悪いことというわけではないのですが、金融業界から見たときの要注意人物に該当するという意味合いになります。では具体的にどのような悪いことをすると「ブラック」リストに入るのでしょうか。ここではクレジットカードやローン返済に焦点を当てて説明していきます。
例1:3ヶ月以上の滞納
クレジットカードの引き落としの滞納、ローン返済(カードローン)の滞納が「3ヶ月」滞るとブラックリストに入ります。
例2:債務整理を行った場合
自己破産等の借金に関する問題を起こし、債務整理を行うと金融機関等からの信用が下がります。債務整理を行うと金融機関からの信用を失うだけでなくブラックリストに載ることがありますのでご注意ください。
例3:短期間にクレジットカードやキャッシングを複数申し込んだ場合
これは会社員が退職前にやりがちなことです。クレジットカードやキャッシングを複数申し込む状態が判明すると、普通の人の価値観であると怪しいと感じてしまいます。複数申し込むことはブラックリストに載るリスクを高めるのでできるだけ控えましょう。
個人情報を取り扱っている機関について
個人情報を取り扱っている機関は日本では以下の3社があります。
・KSC(全国銀行個人信用情報センター)
・CIC(株式会社市シー・アイ・シー)
・JICC(株式会社日本信用情報機構)
主にこちらの3社が有名処になります。これらの機関より信用を失うと融資を受けづらくなることやクレジットカードの手続きができなくなるなどデメリットがたくさんあります。
人生で大きな買い物をしたい場合などにこのようなデメリットが起こると多大なるダメージがあると思います。
自分の人生の可能性を少しでも広げられるように、これらの信用機関に悪い印象を与えてブラックリストに入ってしまうことを避けるべきです。
不動産担保ローンって一体、何なのか?
不動産担保ローンとは何か、言葉ごとに説明していきたいと思います。
まずは不動産です。不動産とは物件のことをいいます。例えば、土地、一軒家、マンションなどです。
担保ローンとは以上の不動産を担保にお金を借りることができるサービスになります。
自身が持っている不動産や購入する予定の不動産を担保とするケースもありますし、可能になります。以上が不動産担保ローンの説明です。
ブラックリストでも不動産担保ローンは借りられるの?
果たして、カードローンやその他のローンの滞納をしてしまい、ブラックリストに入っている人でも不動産担保ローンを借りる事は可能なのでしょうか。
答えは、未だ分かっていません。ただ、借りられる可能性はあります。
担保ローン契約の際、金融機関は信用機関から個人の情報(ブラックリストに入っているか否か)等を確認してから審査を行います。
要するに、判断や条件は金融機関が握っています。担保が全くない状況では、貸し倒れのリスクが伴います。
ただ、不動産を担保とすることができると担保の返却という選択肢があり、それが返済能力向上に繋がります。
そのような返済能力を金融機関は見て、融資を受けられる可能性は少しながら上がります。担保がある状態と無い状態では融資を受けられる確率が上がることは間違いないです!
結論、ブラックリストでも不動産の担保ローンを借りられるかどうかは、借りられるとは断言出来ませんが、担保が無い状況と比較すると借りられる確率は格段に上がるということが事実です。
不動産担保ローンを借りる為の要点は?
ここからは「不動産担保ローンを借りる為の要点」について説明していきます。
要点は大きく分けて以下の2つになります。
・中小規模の不動産担保ローン会社を選ぶ
・不動産を取り扱っている専門の不動産担保ローン会社を選ぶ
以上の2つになります。では順番に説明していきます。
中小規模の不動産担保ローン会社を選ぶ
1つ目は「中小規模の不動産担保ローン会社を選ぶ」です。
では、なぜ中小規模なのでしょうか。それは大手の銀行では審査が通る可能性が極めて低いからです。
大手銀行では中小銀行と比べて融資に人が集まる数が圧倒的に多くなります。
そしてその中から厳選するため、優良な顧客が融資を受けられる流れになります。よってブラックリストに入っている人などははじめにはじかれてしまいます。
対照的に中小規模の不動産担保ローン会社であれば顧客数も少なく審査が通ります。
また、価値の高い土地や不動産を担保にできる場合はブラックリストに載っている状況でも担保が受けられるケースもあります。
不動産を取り扱っている専門の不動産担保ローン会社を選ぶ
2つ目は「不動産を取り扱っている専門の不動産担保ローン会社を選ぶ」です。
その理由は、もし返済できない状況になっても自社でリスクヘッジする事が可能だからです。
自社で不動産を扱っている会社が返済されない状況になったとしても自社で担保物件を売ることが可能な為、もしもの事態が起きたとしても自社で完結することができます。
そのようなリスクヘッジの体制が整っている為必然的に審査が少し緩くなりますので、相談してみましょう。
ブラックリストはいつ消えるのでしょうか?
ブラックリストは一定の期間が経てば自分の名前を消すことが可能です。
ただ、自分自身で消すわけではなく、自動的に消えるシステムになっています。
基本的には借金を完済した後に5年以上が経過した時期になります。
債務整理を行った場合は、5~10年程かかります。
ブラックリストに載っている方はその記事を目処に考えて行動して欲しいと思います。
過去は変えることはできないのでまずは目の前の借金返済に全力を尽くしましょう。
【まとめ】情報収集して不動産担保ローンを申し込んでみよう!
記事を読んで頂きありがとうございました。
この記事を読んで、今後の人生に少しでも役に立った、などと思ってもらえればとても嬉しく思いますし、一歩前進するきっかけにしてもらいたいと思います。