interest(インタレスト)とは?使い方や意味などを紹介!

資金調達をしたい場合は、金融機関に申込みをして審査を通過することで借入れが可能です。ただ、審査は必ず通過できるわけではなく、自分の状況が大きく左右されます。

金融機関が情報を確認するときはインタレストなどの指標をチェックしますが「インタレストとは?」と疑問や興味を感じる人もいるはずです。今回の記事ではインタレストについての意味や特徴などポイントを含めて内容を紹介致します。

interest(インタレスト)の意味や使い方のポイントとは?

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インタレストという言葉を聞くと機会があっても具体的に「どのような意味や場面で使われるの?」と疑問を感じる人もいるはずです。インタレストの意味を把握することで、自分にとってもメリットがあるため内容を紹介致します。

interest(インタレスト)の意味

インタレストは1つ目に興味や関心という意味があります。interesting(インタレスティング)など学校の英語の授業でも習う機会があり、興味や関心という意味で使用する人も多いはずです。さらにインタレストには利益、利害関係、利子という意味でも使用され、主に金融関係のばあいでも使用されるケースがあります。

その中で、よく使用される言葉に「インタレスト・カバレッジ・レシオ」があります。インタレスト・カバレッジ・レシオは金融費用の支払い能力を示し、金融機関が会社にお金を貸す際に参考にする指標です。

倍率が高いほど利息の支払い能力は大きく、負債を返済する際の安全度が高いことを示しています。そのため、企業や法人会社はインタレスト・カバレッジ・レシオという言葉で意味を把握しておくのが大事です。

interestの使い方

interestの使い方についても把握しておくと、豆知識としてポイントを押さえられます。interestは、どのような場面で使用されるのか、以下の内容をご覧ください。

・she has a interest  in music(彼女は音楽に興味を持っている)

・He  has a financial interest in the company (彼はその会社に経済的な利害関係を持っている)

・You will receive interest on your saving (あなたの貯金には利子が付く)

インタレストは英語だと普通の日常会話でも意味として使用できますが、金融関連の意味もあるため、使い分けしておく必要もあります。特に、仕事で会計や融資、借入れをする場合はインタレストの意味をしっかり把握しておくようにしましょう。

インタレスト・カバレッジ・レシオについてポイントを押さえておく

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上記でも少し紹介しましたが融資や借入れをする場合は、インタレスト・カバレッジ・レシオについて把握しておく必要があります。インタレスト・カバレッジ・レシオは営業活動と財務活動で得た利益を支払い利息などでカバーできている割合で割った数値です。

主に金融機関が債務返済能力を図るため、安全性分析として用いられますが、企業側も理解しておくと利息を支払うための十分な利益を獲得できているのかチェックできます。指標は他にも流動比率や固定比率、自己資本比率などもありますが、今回はインタレスト・カバレッジ・レシオの詳細なポイントについて紹介致します。

インタレスト・カバレッジ・レシオの計算式と目安

インタレスト・カバレッジ・レシオは、損益計算書の営業利益や営業外収益(受取利息と配当金)に着目して計算を行います。計算式としては以下のように行えます。

(営業利益+受取利息+配当金など)÷(支払利息+社債利息など)

インタレスト・カバレッジ・レシオは、計算したときの数字が高いなら利息の返済能力があると見られ、安全性が高いです。そして、目安としては1,0を下回らないようにすべきです。

1,0以下になると利息の支払いのために十分な利益が確保できないと見られ、借入れや融資の審査で金融機関に断られてしまう可能性があります。そのため、借入れ審査を受けるときは、本業で生み出される営業利益を確認して、支払利息などに対して何倍ほどの数値があるかチェックすると、返済能力を確認できます。

業種別にインタレスト・カバレッジ・レシオの数値を見る

インタレスト・カバレッジ・レシオは、数値を基本的に1,0を下回らないようにすべきです。ただ、中小企業の場合だと、業種別に数値に差が出るため、内容を把握しておくのも重要です。中小企業庁からの発表では以下のような数値が目安として発表されています。全て平成15年度の数値です。

・製造業3.0

・情報通信業1.5

・運輸業4.7

・建設業1.4

・不動産3.5

インタレスト・カバレッジ・レシオは業種別であれば、運輸業が最も高い数値が必要とされます。運輸業の数値は年々上がっており、他の業種と比較してもかなり高いため、営業利益や受取利息なども大きくなくてはいけません。それぞれの業種を見ると1.0以上の数値どころではなく、2.0〜3.0以上も必要になるケースがあるので、考慮しておくべきです。

返済能力を見る他の指標

インタレスト・カバレッジ・レシオは利息の支払いに関する能力を見る指標でしたが、他にも返済の点で指標はあります。例えば、債務償還年数があります。これは、どの程度の年数で返済できるのかを見る指標であり、賃借対照表の借入金の合計を営業活動によるキャッシュ・フローで割って計算する仕組みです。

ただ、キャッシュ・フロー計算書の作成は上場会社にだけ義務付けられているものであり、中小企業の場合は必須ではありません。その場合は、税引前当期純利益に減価償却費を加えたものを使用し、債務償還年数を計算できます。計算式としては以下のようになります。

・賃借対照表の借入金合計÷営業活動によるキャッシュ・フロー

・賃借対照表の借入金の合計÷(税引前当期純利益+減価償却費)

この数値で本業の利益により、何年で借金を返済できるのか判断可能です。他にも借入金依存度や借入金月商倍率などを計算して指標を出すなら、会社の状態が良いのか悪いのか把握できます。必要であれば、指標を用いて計算するようにしてください。

【まとめ】インタレストの意味と使い方を把握して会社の状態をチェックしよう

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今回は、インタレストの意味や使い方について紹介致しました。インタレスト・ガバレッジ・レシオは利息の返済を見る能力であり、指標を計算しておくと返済能力の有無について確認できます。基本的に1.0以上は必要であり、以下の数値だと倒産するリスクもあります。経営においても重要な指標になるため、定期的に数値を出して確認しておくようにしましょう。