資金調達を行う際は、様々な金融機関の活用を計画する人も多いのでは?資金を得る方法はいろいろあり、カードローンを活用することもできれば、物件を所有しているなら不動産担保ローンの利用も検討できます。
ただ、不動産担保ローンとカードローンによる資金調達は、どちらもメリットとデメリットがあるのでバランスを考慮するのは大事です。今回の記事でそれぞれのポイントについて内容を紹介致します。
資金調達でカードローンを利用するメリットとデメリットとは?
資金調達の方法で消費者金融のカードローンを利用することできます。ただ、どのようなメリットやデメリットがあるのか把握しておくのは大事です。資金調達の方法として検討できますが、カードローンを利用する際は以下の点のついて確認しておきましょう。
メリット.審査が早く保証人は不要
カードローンによる資金調達は審査が早く、保証人が不要となる点です。カードローンは申込みをして即日で資金を得られる場合が多いため、スピーディーに借入れが行えます。金融機関によっては最短30分で審査結果を回答してくれるところもあり、申込みをすれば直ぐに資金を得られるケースも期待できます。
銀行などであれば審査だけでも1週間や1ヶ月以上かかる場合があるため、直ぐに資金を得たい方の場合はカードローンを利用するのがおすすめです。また、カードローンは保証人を不要としているケースも多いです。資金多い借入れする際は、基本的に家族や友人に保証人をお願いする場合がありますが、自分の状況によっては見つからない可能性があります。
また、保証人になることはリスクもあるため、お願いするのも悪く感じてしまう場合があります。
しかし、カードローンは保証人が不要であり、他の人に迷惑をかけてしまうリスクはないので、気持ちの面でも負担が軽く、スピーディーに借入れが可能です。最近では、申込みもインターネットによるオンラインから行い完結できるため、直接来店しなくても借入れできます。
メリット.限度額の範囲内で何度でも自由に借入や返済ができる
カードローンによる借入れは、限度額の範囲内であれば何度でも自由に融資と返済が行えます。銀行のフリーローンなどであれば、基本的に融資を受けた後は全額返済しなくては借入れができないケースが多いです。
しかし、カードローンの場合は自分の返済能力などにより、返済中に新たに借入れができるため、自分の必要に応じて資金を得ることができます。また、返済や借入れするときはATMやインターネットを利用できます。
急にお金が必要になった場合に、近くの銀行やコンビニATMを利用すれば、借入れができるため利便性も高いです。自由度の高さをチェックすると、大きなメリットと言えるでしょう。
デメリット.金利設定が高い
カードローンの場合は、金利設定が高めに設定されています。金利は一般的に4%〜15%になっており、借入れ金額によって法律の上限ギリギリまで設定される場合もあるため、返済負担が大きくなる可能性もあります。
カードローンの金利が高いのは、利用者が返済できなくなった場合のリスクに備えているのが理由です。利用しやすい利点がありますが、長期的にお金を借りた状態になると金利によって返済総額がどんどん膨らんでいくのはデメリットです。金利を抑えるためには短期間で返済を完了するのがポイントになるため、借入れする前に計画を立てるようにしてください。
デメリット他のローンに影響が出る場合もある
カードローンによる借入れは、他のローンに影響が出てしまう可能性もあります。カードローンは契約した利用限度額が審査の評価額です。例えば、利用限度額100万円のカードローンで契約しているなら、借入れしていなくても審査では有りと判断されるケースがあります。
そのため、カードローンの契約によっては、住所ローンや自動車ローンなどの審査に通らない可能性もあると言えます。もし、他の借入れに悪影響が出そうであれば解約を検討する必要もあるでしょう。
不動産担保ローンを利用する際のメリットとデメリット
不動産担保ローンも資金調達の方法として活用できますが、どのようなメリットやデメリットがあるのか把握しておくのは大事です。どのようなメリットやデメリットがあり、利用できるのか内容を紹介致します。
メリット.カードローンよりも低金利であり使途自由である
不動産担保ローンはカードローンと比較すると低金利です。金融機関によりますが金利は大体3〜12%ほどに抑えられており、長期的に借入れするほど低くなります。高めに設定されると返済負担が大きくなりますが、金利が低いことでリスクも軽減でき前向きに借入れを検討できます。
また、借入れしたお金は自由に使用でき、事業資金として活用できれば、取引先の整理やつなぎ融資、不動産購入やリフォーム資金としても使用できるため、何でも利用可能です。リバースモーゲージの場合は使用に制限が科されているケースもありますが、通常の不動産担保ローンであれば問題ないので利用を検討してください。
メリット.高額の融資が期待できる
不動産担保ローンは物件の評価額によって借入金額が決定するため、高額な融資を受けられる期待をもてます。カードローンの場合は高くても上限が1,000万円までと決まっているため、何千万円も必要なローンであれば借入れは難しいです。
しかし、不動産担保ローンでは、物件の評価によっては1億円以上もの資金を得られる可能性もあるため、より高額の融資を受けられる可能性があります。また、借入れする際の物件は、本人以外で家族が所有する不動産も担保が可能です。自分の必要資金をチェックして借入れを考えてみましょう。
デメリット.返済できないと物件を失う可能性がある
不動産担保ローンは、返済を滞納すると物件を失う可能性があります。不動産担保ローンは借入れするときに保証人を準備する必要はありませんが、それは万が一の際に物件を売却して資金を回収できるからです。
担保ローンを利用した段階で抵当権が設定されるため、返済できない場合は不動産を売却して、借入れした金額を補填しなくてはいけません。毎月返済できていれば問題ありませんが、長期的に返済するため、事前の計画を綿密に立ててください。
【まとめ】不動産担保ローンとカードローンは使い分けよう
資金調達するときは、不動産担保ローンとカードローンの特徴を把握して使い分けする必要があります。共通する部分もありますが、メリットとデメリットは異なるので、目的に応じてどちらの利点が大きいのか判断して活用してみましょう。