不動産担保ローンの築年数とは?算出額の方法や担保評価額を確認!

不動産担保ローンを利用するときは、物件を持っている必要があります。ただ、物件によって借り入れ金額には差も生じるため、心配になる人もいるでしょう。特に、築年数が古いマンションや一戸建ての場合は「不動産担保ローンに大きな影響が生じるのでは?」と悩む人もいるでしょう。

不動産担保ローンで築年数が古い場合、しっかり融資をしてもらえるのか、またどのような注意点があるのか内容を紹介しましょう。

築年数の古い物件で不動産担保ローンを利用するときのポイント

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不動産担保ローンを利用するときに、築年数が古いと「担保として利用できるのか?」と疑問を感じることもあるでしょう。築年数は不動産担保ローンと関係があるため、しっかりポイントを考慮しておくべきです。以下の点について解説しましょう。

築年数が古い場合は審査に通らないことがある

一般的に築年数が古い物件は銀行だと、融資の担保対象にならない場合もあります。築年数が古いと評価が低くなるため、すでに建設されてから何十年も経過しているようであれば、銀行側は審査で落とす可能性も高く、また希望金額よりも低い価格になる場合もあります。

築年数が古く、すでに物件として利用するのが難しい場合は、担保の対象にならないため注意すべきです。融資金額で高い価格を希望しているなら、築年数が新しい物件を担保として利用するようにしてください。

不動産価格について計算しておく

不動産担保ローンで築年数が古い物件を利用するなら、評価額の算出方法を確認しておくようにしましょう。評価額の算出は「積算価格」「比準価格」「収益価格」を元に計算することが可能です。積算価格は新築として建て直したときの価格から経年劣化による減額を求めます。

比準価格は過去の取引事例を参考にして算出され、収益価格は家賃収入などによる不動産が生み出す価値を計算する方法です。不動産価格は明確な計算方法が無いため、不動産担保路を申込む業者によって変わってきます。

担保の掛け目も6〜8割と曖昧であり、数値によって担保評価額が変わってきます。そのため、計算したとしても、築年数の古い物件が審査を通過できる保証はありませんが、目安とすることはできるため行っておきましょう。

場所によって担保評価額は変化する

不動産担保ローンは、債務者が万が一返済できなくなった場合、担保していた不動産を売却して残債を回収します。不動産の価値は築年数だけではなく、立地や環境によって価額が高くなる場合もあります。一般的に都市部にある物件は築年数が古くても担保価値が高いため、審査を通過できる可能性が高いです。

逆に、郊外にある物件の場合は担保評価額が低くなる傾向があるため、築年数が古いなら審査を通過することは厳しくなると言えます。しかし、郊外でも都市開発などの計画があるなど、環境が変わるようなら築年数が古い物件でも、担保価値が上がるので審査に通過できる期待を持てるでしょう。

そのため、築年数が古くても都市部や都市開発の計画がある場所であれば、事前に調査して評価額を確認しておきましょう。

リフォームを考えるなら不動産担保ローンの利用も良い

自分の家をリフォームしたい場合は、不動産担保ローンを活用することもできます。築年数が古く家をリフォームしたい場合は専用のリフォームローンの利用を考えるでしょう。しかし、リフォームローンは金利が高く設定されているため、返済負担が大きくなる場合があります。

不動産担保ローンの場合は、築年数が古いと審査に通過するのは厳しいですが、資金用途が限定されておらず、借り入れして得たお金は家具や家電などを新品に替えたいときに利用することが可能です。さらに、金利もリフォームローンより安いため、改装を考えているなら、一度不動産担保ローンで考えてみるのも良いでしょう。

不動産担保ローンで申込みをする流れ

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不動産担保ローンを利用するときは申込みをする必要がありますが、どのような流れとなっているのか確認しておくことが大事です。不動産担保ローンの申込みの流れを把握しておくことで、スムーズに借り入れを行うことができます。以下のような流れで申込みを行えます。

仮申込みと本申込み

不動産担保ローンを利用するときは、まず仮申込みから行います。仮申込みは電話や金融機関の公式サイトから手続きを完了させることができ、住所や氏名、担保にする不動産の情報などを入力するのみです。

仮申込みの段階で築年数の古い物件について、借り入れができるのか、どれくらいの金額になりそうなのかを事前に確認しておくなら、審査も通過しやすくなるかもしれません。仮契約でも問題が無ければ、本申込みを行います。

金融機関の窓口に行き、繰り上げ返済手数料など、各部分でどれくらいの負担がかかるのかチェックするようにしましょう。長期的になるため、担当者の方が信頼できるのかも確認してください。

必要書類を準備する

本申込みを行うときは、必要書類を準備するようにしましょう。必要書類は

・不動産担保ローンの申込書

・個人情報取扱に関する同意書

・本人確認書類

・収入証明書

・担保評価の書類

・印鑑や印鑑登録証明書

です。

本人確認書類は運転免許証やマイナンバーカードであり、収入証明書は源泉徴収票や住民票課税証明書などです。そして、担保評価の書類は不動産登記謄本や図面などです。それぞれ必要な書類を準備して提出するなら、審査の結果を待つのみになります。

不動産担保ローンの審査に落ちた場合

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築年数の古い物件で不動産担保ローンの利用を考えても、審査に落ちてしまうことがあります。もし、落ちた場合は、以下の方法で再度考えてみることができます。それぞれ内容を紹介しましょう。

別の金融機関で再度審査してみる

築年数の古い物件が審査で落ちてしまうと、別のところでも同じ結果と予想することもあるでしょう。しかし、上記でも紹介しましたが、金融機関によって評価額の計算や審査基準は違いもあるため、他で審査してもらうと通過できる可能性もあります。

金融機関の中には、築年数が古くても不動産担保ローンの審査を通過しやすいところもあるようです。そのため、審査に落ちても別の金融機関で再度審査してみるようにしてみましょう。

別の物件で試してみる

築年数がネックになっているようなら、別の物件を不動産担保ローンとして提供することも考えてみるべきです。古い物件よりも新しい物件の方が評価額は高いため、審査で落ちてしまったときに、再度別の物件で試してみることができます。

また、築年数が古い物件でも他の物件と合わせると、審査通過する可能性もあるため、他に物件がある場合になりますが、この方法も行ってみてください。

【まとめ】築年数の古い物件も融資に利用できる

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法定耐用年数や築年数が古い物件でも、不動産担保ローンの審査に通過できる可能性はあります。もちろん、審査は厳しくチェックされますが、融資で利用できるので行ってみるのがおすすめです。仮に審査においても対処法はあるため、過度に心配する必要はないでしょう。