融資を行いたい場合は、不動産担保ローンの利用を検討する人もいるでしょう。不動産担保ローンを活用すれば大きな金額の借入れができるため、ビジネスなどで利用できます。ただ、不動産担保ローンにもノンバンク系や銀行系など様々であり、審査や金利なども異なります。
もし、大手会社で不動産担保ローンの活用を行うなら、どのような特徴があるのか理解しておくことも大事です。不動産担保ローン大手のポイントについて紹介します。
大手金融機関の不動産担保ローンの特徴とは?
不動産担保ローンは各金融機関で提供されていますが、大手や中小規模など様々です。もし、大手で不動産担保ローンを受ける場合は、特徴について内容を把握しておくのも大事です。どのような特徴があるのか内容を紹介しましょう。
信頼性が高い
不動産担保ローンを利用する際に、大手の金融機関は信頼性が高いです。大手である場合は多くの人が利用しているため、すでに実績もあります。実績がある場合、自分にとっても良い融資額を得られる可能性が高いため、利用目的を達成しやすいはずです。
大手ではない中小規模の金融機関でも借入れはもちろん可能ですが、制度が曖昧であったり、スタッフの数が足りていなかったりなど、不動産担保ローンを利用する点で不安要素が生じる場合もあります。
また、実績が少ないので不備が生じる可能性もあるでしょう。不動産担保ローンは高額な融資になるため、失敗は確実に避けたいはずです。自分にとって最適な融資を受けたい場合は大手の金融機関で申込みするのが安心です。
様々な優遇を得られる場合もある
不動産担保ローンで大手の金融機関を利用するなら、様々な優遇を得られる可能性もあります。不動産担保ローンは活用する際に金利の設定や借入プランについて説明されます。金利は各金融機関によって異なりますが、大手の場合はたくさんの人が利用している実績があるため、比較的低い傾向があります。
ノンバンク系や銀行によって設定は異なりますが、金利が最大2%までや1%を切る場合もあるため、返済リスクを抑えることも期待できます。また、借り換えや繰越し返済など様々な優遇措置を講じている会社も多いため、自分の用途に沿った借入れができる可能性も高いです。
中小規模な金融機関だと、優遇措置が限定されているところも多いため、借入れ後の柔軟な対応が行われない場合もあります。不動産担保ローンの利用で優遇を受けたい場合は大手の銀行の利用を検討してください。
大手の銀行は審査が厳しい
不動産担保ローンで大手の銀行を利用する場合は、審査が厳しいことを念頭に置いておきましょう。銀行自体審査が厳しい傾向がありますが、大手の場合はさらに詳細に見られるため、厳しくチェックされます。
審査の際は主に利用者の信用情報について確認し、収入や借入状況、金融トラブルの有無です。各金融機関によって利用者の信用情報については審査基準が違い、中には収入が低い人、複数借入れをしている人、過去に金融トラブルがあった人でも程度によっては通過できる場合もあります。
しかし、銀行の場合は収入が一定基準無い人、または複数の借入れをしている人は返済能力が無いと判断して落としてしまう傾向が強いです。
金融トラブルがあった人の場合はかなり厳しく見られるため、通過するのはかなり難しいと言えるでしょう。銀行は金利の低さや信頼性という点でメリットも大きいですが、審査は大手になるほど厳しくなるため、この点を考慮しておきましょう。
不動産担保ローンでおすすめの大手金融機関
不動産担保ローンを利用する際に、大手の金融機関にこだわる人もいるでしょう。しかし、大手金融機関にもいろいろあるため、どれにすべきか迷ってしまう場合もあるはずです。そのため、数ある中からおすすめできる大手金融機関について内容を紹介しましょう。
楽天銀行
楽天銀行は楽天グループが提供しており、不動産担保ローンとしても活用できます。楽天グループは大手であり、銀行以外にもネットショップや様々な分野で事業拡大している企業です。大手グループの運営として安心感が高いため、不動産担保ローンも前向きに利用できるでしょう。
また、金利は最低1.0%未満になっているため、返済負担を軽減して利用することが可能です。適用金利は融資額が高いほど低くなるため、1億円近くの高額融資であれば低金利も十分期待できるでしょう。ただ、楽天銀行の不動産担保ローンは上限金利も9%となっているため、少額融資の場合は高くなる可能性もあります。
また、融資額は10万円単位からになっているため、細かく金額設定はできません。この点を把握して利用するようにしましょう。
SBIエステートファイナンス
SBIエステートファイナンスは大手のSBIグループが提供しているため、不動産担保ローンとして信頼性が高いです。初期利用だと金利が低くなるキャンペーンも行っており、通常は2.40〜7.50%になっているため、返済リスクを軽減できるでしょう。ただ、条件として1,000万円以上が対象になるため、確認してから利用してください。
また、最短の融資スピードは3日になるため、スピーディーに資金を受け取ることができます。直ぐに資金調達したい人は用途に合うため利用を前向きに考慮できるでしょう。しかし、融資を受ける際は対応エリアが限定的であり東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県のみです。対応地域に事業所が無いと利用が難しいため、範囲内にある方は相談してください。
三井住友トラストL&F
大手である三井住友グループが提供しているため、不動産担保ローンとして安心して利用ができます。利用メリットは最高10億円という金額まで、融資を期待できることです。ビジネスなどで高額な融資が必要な企業の場合、上限金額が高いため一気に資金確保できておすすめです。
さらに、融資期間が最長35年の場合もあり、長期的に返済することもできます。期間によって利息負担も大きくなりますが、毎月の負担を軽減できるため、検討できるでしょう。しかし、金利設定は3.90〜7.40%と変動性になっていて高めです。
さらに、原則第一抵当権のみの対応になっており、第二抵当権になる物件は審査通過できない可能性があります。自分の物件と金利設定を確認して利用を検討しましょう。
【まとめ】大手の不動産担保ローンも特徴はいろいろ
大手の金融機関で不動産担保ローンの利用を検討できますが、特徴はそれぞれ異なるため、自分の用途に合うのか確認するのが重要です。不動産担保ローンのメリットを最大限活かすことができるように、金融機関の選択はしっかり行いましょう。