不動産担保ローンは、資金を調達する方法として用いられています。ビジネスとして利用することもできれば、生活の資金として利用することもできるため、自分の用途に合わせて融資を考慮することができる自由用途の高いローンです。
そのため、自宅のリフォームを考えていて、資金作りのために不動産担保ローンを活用することもできますが、融資を受ける際はポイントについて確認しておくことも大事です。どのようなポイントを押さえておくべきなのか紹介しましょう。
リフォームで不動産担保ローンを利用する際のポイント
不動産担保ローンは上記でも紹介しましたが、自由な用途があるため、リフォームの資金として活用することもできます。ただ、不動産担保ローンの特徴やリフォームローンの内容を押さえて利用を検討するのがおすすめです。以下のようなポイントがあるため確認してください。
リフォーム会社を限定せずに利用できる
不動産担保ローンの場合は、リフォーム会社を限定せずに利用することができます。不動産担保ローンで融資を受けるときの基本的な条件は、利用者の返済能力と物件の評価額です。利用者が正社員などの属性で安定した収入があり、他の金融機関を利用して借入れなども行っていない場合、審査通過して資金を得られる可能性は高いです。
また、物件の評価額も低過ぎないようであればスムーズに融資提供してもらえる可能性はあるでしょう。リフォームローンだと利用する際に、いろいろな条件が付けられることが多いです。例えば、利用者の収入以外にどのようなリフォーム内容となっているのか、また指定された会社を利用しなくてはいけないなど縛りがあり、条件から外れてしまうと資金の準備をできないことになります。
不動産担保ローンは会社を限定せずに資金提供してもらうことができるため、スムーズに利用しやすい特徴があります。
急ぎで資金調達することも可能
不動産担保ローンは急ぎで、資金調達を行うことも可能です。自宅や建造物のリフォームをするときは早く資金を集めたい場合もあるはずです。しかし、ローンを得るときは書類の準備と提出、また審査時間などがあるため、前もって準備していないと計画通りにいかない場合もあります。
もし、急ぎで資金を準備したい場合は、リフォームローンよりも不動産担保ローンの方が良い場合もあります。リフォームローンの場合は、会社に連絡をした後に、リフォームの要件を満たすように考える必要があり、書類も準備しなくてはいけません。
慣れていないと手間がかかる作業もあり、審査も長引くことがあります。一方、不動産担保ローンはノンバンク系などであれば審査日数が短く、ローン会社によっては数日で融資を得られることもあります。もちろん、状況によってはリフォームローンの方が早い場合もありますが、会社によって不動産担保ローンの方がスムーズに工程を進めやすい部分があるので、検討してみることができるでしょう。
資金額が大きくなるなら不動産担保ローンがお得
自宅をリフォームをするときに、資金額が大きくなるのであれば、不動産担保ローンの利用がおすすめです。不動産担保ローンは物件の評価額によって大きく資金を得ることができます。融資額は1,000万円以上にすることもできるため、不動産担保ローンを利用するなら、大規模な修繕を行うこともできるでしょう。
一方、リフォームローンの場合は数百万円程度までになっており、1,000万円以上の借入れをすることは難しいです。もちろん、融資額が大きくなれば返済負担も増すため、状況を考慮して利用する必要があります。
不動産担保ローンとリフォームローンの選択ポイント
不動産担保ローンとリフォームローンは、どちらもリフォーム目的で利用することができます。ただ、自分の用途によっては、どちらを利用すべきか悩んでしまうこともあるでしょう。不動産担保ローンとリフォームローンの比較として以下の点を紹介しましょう。
金利設定を確認しておく
不動産担保ローンとリフォームローンのどちらを選択すべきかは、金利設定を確認しておくことが大事です。金利は利用金額やプラン、返済期間などによって変わるため、どちらを利用すべきか考える際のポイントになります。
不動産担保ローンもリフォームローンも金利設定は1〜10%ほどが相場になっているため、選択によって異なる場合もあります。見極めとして、銀行系の場合は金利設定が低い傾向にあるため、ある程度抑えられることを期待できるでしょう。
もし、ノンバンク系など消費者金融を利用するなら、金利が高くて返済負担が増す可能性もあります。リフォームローンと不動産担保ローンを比較して、返済負担が少ない方を確認して決定するのも良い方法です。対策を練るようにしましょう。
返済期間を確認しておく
不動産担保ローンとリフォームローンの利用は、返済期間を確認しておくのもポイントです。返済期間は不動産担保ローンとリフォームローン両方共に1〜15年ほどです。返済期間は借入金額などによって変動するため、こちらも不動産担保ローンとリフォームローンを比較して利用することが大事です。返済期間に余裕があった方が良い人もいれば、直ぐに返済したい人もいるはずです。
基本的に直ぐに返済できた方が金利負担も抑えられますが、リフォームの資金や自分の資金状況によって変化するでしょう。返済期間を考慮して不動産担保ローンとリフォームローンの利用を比較してみましょう。
住宅ローンの利用も考えてみる
不動産担保ローンを利用するなら、住宅ローンの利用についても考慮しておくべきです。住宅ローンの場合は金利設定が低い傾向であり、返済期間も最長で35年となっています。さらに、資金額もリフォームローンより高く借入れできるため、メリットがたくさんあります。
しかし、住宅ローンの場合は審査が厳しく、自分の状況や属性によっては借入れできない可能性も高いです。ただ、審査通過できる見込みがあるなら、不動産担保ローンやリフォームローンよりもメリットが大きいため考慮してみることができるでしょう。
【まとめ】リフォームするときはローンと自分の状況を考慮する
自宅のリフォームを行う場合は不動産担保ローン、リフォームローン、住宅ローンの利用を検討できます。それぞれのローンはメリットもあればデメリットもあるため、利用したくても不可能な場合も生じます。1番おすすめなのは住宅ローンですが、不動産担保ローンでもリフォームの資金として使用できるため考慮する価値はあります。ぜひ、計画してみてください。