不動産担保ローンの期間はどれくらい?銀行の審査などと合わせて紹介

不動産担保ローンを利用するときは融資を期待することができますが、どのくらいの期間で利用できるのか内容を把握したい人もいるでしょう。法人会社や個人の方の事情によってはスピーディーに融資を受けたい場合もあるからです。

しかし、利用する金融機関によって審査から融資までの日数は異なるため、しっかり把握しておく必要があります。不動産担保ローンの期間はどのくらい早く行えるのか今回の記事で詳細な内容を紹介します。  

不動産担保ローンの審査や返済期間はどれくらい?

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不動産担保ローンを利用するときは、自由にお金を借りることができますが、審査や返済期間について確認しておくべきです。特に、審査期間は早急に資金が必要な個人や法人の方は、なるべく早く借りるため重要なポイントになるでしょう。不動産担保ローンの審査や返済期間について把握すべき特徴は以下の通りです。

即日融資はほぼない

融資を早急に得たい場合、審査から融資まで即日で受けたい方のいるでしょう。特に、ビジネスや事業を行っている方は、できれば日数をかけることなく、融資をして欲しいはずです。

しかし、不動産担保ローンでは即日で融資をできることはほぼありません。一部対応している会社もありますが、基本的に数日から1ヶ月以上かかるため、直ぐに資金を得ることはできないでしょう。

不動産担保ローンの融資に日数がかかるのは、本人の返済能力と不動産の価値の2つについて審査を行うからです。申込みをした後は、まず利用者本人の収入や借入件数などをチェックして、返済能力の有無が基準に適っているのか確認します。

また、不動産の評価も保証会社が確認する場合は手続きや連携が必要になるため、時間がかかってしまう場合もあるでしょう。そのため、即日で資金調達してもらえる可能性は難しいと考えておきましょう。

銀行とノンバンクでは審査期間が異なる

不動産担保ローンの審査期間は銀行とノンバンクで異なります。銀行の場合は基本的に慎重に審査を進めていくため、融資までかなり時間がかかります。銀行は上記でも紹介しましたが、不動産の価値を調査するために保証会社を利用するため、結果は直ぐに出ません。

もし、保証会社が複数の金融機関から委託を受けているならより調査まで時間がかかるため、最短でも1ヶ月、またはそれ以上の日数が必要になるケースもあるでしょう。そのため、銀行の場合は時間がかかる事を押さえておくべきです。

ノンバンクも銀行と同じように申込者と物件の価値について調査しますが、審査基準は厳しくなく、調査も自社で行うため期間は短く最短3日で融資まで行える場合があります。基本的に1〜2週間ほどの期間で審査から融資まで行えるため、確認しておきましょう。

返済期間が長いのもノンバンク

銀行とノンバンクでは、融資後の返済期間も異なります。返済期間は自分が借り入れした金額によって変わる場合もありますが、利用する金融機関によっても違います。銀行の場合は平均的に1〜20年という期間設定になっているため、十分長期的に返済計画を立てることが可能です。

最長で25年という設定にもなっているところもあるため、自分の融資状況と合わせて判断できます。一方、ノンバンク系の場合は平均的に1〜30年という融資期間になっているため、かなり長期的に返済が可能です。

最長であれば35年の融資を受けることもできるため、毎月の返済負担を軽減できるでしょう。返済期間については銀行よりもノンバンクの方が長いので、毎月の返済負担を抑えたい方はノンバンクがおすすめです。しかし、自分の融資と返済状況によってメリットは異なるため、それぞれの内容を把握してどちらにすべきか選択しましょう。

不動産担保ローンを利用する際のポイント

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不動産担保ローンを利用するときは審査や返済期間の確認も大事ですが、しっかりポイントを押さえておくのも重要です。不動産担保ローンはコツを把握しておくと、自分にとってメリットが大きくなり、スムーズな融資や返済を行えるからです。どのようなポイントを押さえておくべきか以下をご覧ください。

必要書類を前もって準備しておく

必要書類を準備しておくと、審査をスムーズに行うことができます。不動産担保ローンを利用するときは、必要書類を金融機関に提供しなくてはいけませんが、いろいろな種類があるので、しっかりチェックしておく必要があります。申込みのための書類の一覧です。

・本人確認書類

・住民票

・収入証明書

・納税証明書

・物件のローン残高の確認書類

・登記簿謄本

・商業登記簿謄本(法人の場合)

事前に準備しておくと、スムーズに審査を行えるため、融資までの期間を短縮できる可能性があります。

必要書類は金融機関によって準備するものは異なるため、しっかり確認しておきましょう。

金利設定を確認しておく

不動産担保ローンで融資を受けることになれば金利が設定され、毎月の返済額に上乗せされます。ただ、金利はどの金融機関を利用するのか、またどれくらいの期間なのかにより設定が異なります。基本的に銀行の方が、ノンバンクよりも金利設定は低いです。銀行は上限で10%もなく、1〜5%以内に設定されるケースが多いため、毎月の返済負担も軽減できます。

一方、ノンバンクや消費者金融は、金利設定が高く15%近くまで設定される場合もあります。また、返済の期間も影響があり、短いほど金利設定は高いです。数年の返済であれば金利は上限近くまで設定されるケースがあるため、返済負担が増えるでしょう。

何十年と長期的であれば金利は下限に近くなるため、返済額とのバランスを考慮して決定すべきです。もちろん、利用する会社や融資額なども関係するので、あらゆる内容を比較して選びましょう。

高齢の場合は利用できない可能性も

不動産担保ローンは住宅ローンのように年齢制限が設けられており、一定の年齢を超えると申込みができない場合もあります。最近では年金の支払いだけでは不安がある方向けに、リバースモーゲージによる自宅を担保にして融資をしてもらえる制度もありますが、条件に適っていなければ利用できません。

各金融機関により年齢制限は異なりますが、70歳以上になると厳しくなるのを把握しておきましょう。

【まとめ】不動産担保ローンの利用は期間を確認して利用しよう

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不動産担保ローンを活用するときは返済と審査の期間が重要になるので、しっかりポイントを押さえておきましょう。また、不動産の価値や条件にも該当しておく必要があります。第二抵当権などの物件などであれば評価も低くなるため、不動産の状態を把握して申込みしてください。