不動産担保ローンの個人向け融資のポイントとは?即日融資も可能か徹底紹介

資金調達を行いたい人は、不動産担保ローンの活用も検討するでしょう。不動産担保ローンは物件を所有していることで評価額に合った資金を借り入れできるため、資金計画も立てやすいです。ただ、不動産担保ローンは法人向けが多く、個人でも利用できるのか確認しておきたい人もいるはずです。

またローン契約するときに最短で何日後に融資をしてもらえるのかも把握しておきたいでしょう。不動産担保ローンの個人向けについて内容を紹介しましょう。

個人で不動産担保ローンを利用する際の把握ポイント

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個人で不動産担保ローンを利用する場合、ポイントを把握しておく必要があります。不動産担保ローンの内容が自分の用途や目的に合っている場合、活用するメリットが大きくなるからです。以下のポイントについて解説しましょう。

使い道が自由である

不動産担保ローンは、基本的に使い道について制限が設けられているわけではありません。住宅ローンやリフォーム、投資用などであれば融資を受ける際に条件が盛り込まれているため、該当していない場合は審査通過できません。その場合、資金計画も立てにくいため利用しづらいと言えます。

しかし、不動産担保ローンの場合は使い道は自由であり、資金を事業用やプライベートに利用しても問題ありません。個人でいろいろな使い道を行いたい場合は利用を検討してみましょう。

金利が低い

不動産担保ローンは金利設定が低い傾向でもあるため、返済負担を軽減することも可能です。不動産を担保にして資金を得るため、金融機関側も貸し倒れするリスクが軽減されます。そのため、無担保で借り入れカードローンなどと比較すると金利は抑えられるため、返済もある程度軽減できます。

ただ、長期的な返済になるため、しっかり完済できるのか把握する必要はあります。契約前に何年ほどかかるのか、また繰り上げ返済などの優遇制度はあるのか確認するようにしましょう。

借り入れ限度額が高い

不動産担保ローンは物件を担保借り入れするため、高額な資金を調達できます。物件の評価額や価値によって異なりますが1,000万円以上、さらに価値が高いようであれば1億円以上が見込まれる場合もあります。カードローンなどと比較するとかなり高額な融資になるため、ビジネスなどで大きな資金が必要な場合は前向きに検討できるでしょう。

しかし、不動産は良くも悪くも価値によって金額が変化するため、低く見られると融資金額も小さくなる可能性があります。自分の物件の評価額は金融機関の審査結果により判明するため、複数物件を所有している場合は、それぞれ審査してもらって融資を検討してみましょう。

返済プランを選択できる

不動産担保ローンの場合は、返済プランを選択することも可能です。不動産担保ローンは短期返済型と中期返済型、長期返済型の3つのパターンから選択ができ、自分の都合に合わせられます。短期型や中期型の場合は返済金額が大きくなりますが、その分金利による負担を軽減できるため、総額支払いを抑えることが可能です。

長期型の場合は基本的に最長20年まで設定でき、金利が安くなる傾向があります。ゆっくり返済できますが、総支払額は大きくなる傾向があるため、自分の収入源と照らし合わせて考える必要があります。

他のローンの場合は最長か短期のみしか選択できない場合が多いですが、不動産担保ローンの場合は選択パターンが多いので、自分の状況に合わせることができるでしょう。

不動産担保ローンを個人で利用する際の注意点

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不動産担保ローンを利用すると高額融資を期待できるため、前向きに検討できるでしょう。しかし、不動産担保ローンにもリスクや注意点などデメリットもあるため、しっかりチェックしておく必要があります。注意点は以下のようになるため紹介しましょう。

法人専用の会社だと個人は利用できない

不動産担保ローンは個人と法人両方が利用できる会社が多いですが、一部では個人が非対応になっている場合もあります。法人のみ対応可になっている金融機関の場合、個人事業主の方は利用できません。各金融機関のホームページを見ると法人と個人について対応可能なのか確認できるため、申込みする前に一度チェックしておくのがおすすめです。

サイトにアクセスしてもイマイチ分からない場合はお問い合わせや電話、メールを利用して質問してみるのも良い方法です。法人の場合は不動産担保ローンはどこも利用できるはずなので、その点は安心してください。

不動産担保ローンは諸費用がかかる

不動産担保ローンを活用するときは、諸費用がかかることも把握しておきましょう。不動産担保ローンは契約する前に様々な手続きがあり、諸費用がかかることも多いです。例えば、事務手数料や不動産の調査費用、収入印紙代、抵当設定の登記費用、火災保険や団体信用生命保険の加入などです。

金融機関によっては事務手数料や調査費用を引いた金額で融資額を提示している場合もありますが、別費用として請求されるケースもあります。諸費用を計算して融資額を確認しなくては、思わぬ事態になる可能性もあるため注意しましょう。

また登記費用は行政書士に依頼するケースが多く、数万円の出費が発生します。その点も把握した上で計算してください。

物件の価値によっては審査落ちする場合もある

不動産担保ローンは審査の際に、物件の評価額を査定して融資の有無を判断します。ただ、物件の価値があまりに低い場合は審査落ちする場合もあります。不動産の評価はエリアや築年数、需要について査定した上で決定します。

そのため、不動産の状態が悪くて需要も見込め無い場合、価値が低過ぎることになり融資を拒否される可能性が高いでしょう。また、自分の信用情報も大事なポイントです。金融機関は自分の信用情報を確認して、返済能力の有無をチェックします。

もし、他の金融機関への借り入れ件数も多く、収入も少ない場合は返済能力が無いと判断されて審査落ちする可能性があります。また、自己破産や債務整理などをしている場合も、ブラックリスト入りしているため、審査通過することはできないでしょう。これらの点を確認して利用を検討してください。

即日融資は難しい場合も

不動産担保ローンの場合は即日融資できる金融機関もありますが、基本的に最短で3日と設定しているところが多いです。中にはさらに日数がかかるケースもあるため、スピードにこだわる場合は最短での振込みを確認して申込むようにしてください。

【まとめ】個人でも不動産担保ローンの利用は可能

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不動産担保ローンは法人だけでなく、個人でも利用できます。しかし、不動産担保ローンの個人融資はポイントや注意点を押さえておくのが大事です。自分の用途に当てはまることを確認し、時にはシミュレーションするなどしてください。