資金が必要な場合は金融機関から融資を受けたい人もいるでしょう。その場合は銀行などを利用して、不動産担保ローンの利用を考えることができます。不動産担保ローンは物件を持っているなら、利用することができるため活用しやすいですが、選び方についても確認する必要があります。
金融機関によって不動産担保ローンの内容や特徴は違うため、自分に適したところを選ばなくては後悔することになるでしょう。特徴を比較しながら内容を紹介しましょう。
不動産担保ローンはどこが提供しているのか？
不動産担保ローンを利用する際は、どこが提供してくれているのか知っておきたいでしょう。不動産担保ローンは基本的に金融機関で利用することができますが、いろいろあります。活用できる金融機関と特徴を紹介しましょう。
銀行
不動産担保ローンを利用するときは、銀行を活用することができます。銀行は銀行法に基づいて預金業務や融資業務を行う金融機関であり、メガバンクや都市銀行、地方銀行などがあります。
今ではネット銀行でもローンを活用することができるため、自分の利用したい銀行に応じて不動産担保ローンの利用を検討できます。銀行の場合は金利を安く設定されているため、返済負担を抑えることができますが、融資が実行されるまで1〜2ヶ月かかることもあるため、状況によってはデメリットになることもあるでしょう。
ノンバンク
ノンバンクも不動産担保ローンを提供しています。特徴としては、預金業務や為替業務は行わず、貸付業務に特化しており、銀行よりも融資をスピーディーに行ってくれます。
ただ、金利は高めに設定されているため、長期的に融資を受ける場合は返済負担が大きくなるでしょう。ノンバンクの種類にはクレジットカード会社や新販会社、消費者金融、リース会社などいろいろあるため、会社に合うものを利用するようにしましょう。
不動産担保ローンの選び方とは？
不動産担保ローンを利用するときは、どこを利用すべきなのか確認する必要があり、選び方のポイントについて知っておくべきです。不動産担保ローンの選び方により、メリットやデメリットも違ってきます。以下のポイントを押さえて選ぶようにしましょう。
金利の高低を確認
不動産担保ローンを利用するときは、金利の高さを確認すべきです。不動産担保ローンは借り入れするため、必ず利用した金融機関に返済しなくてはいけません。そして、借りた金額には利息が付くため、期間によって返済額は膨らんでいきます。
当然、金利が高いほど負担は大きくなり、期間が長くなると後々の返済は苦しくなってくるため、低いところを選ぶのがおすすめです。金利の設定は各金融機関によって数字が違い、固定金利なのか変動金利なのかによっても負担が変わります。
条件や契約内容、プランなどによって金利は低く抑えることもできるため、総返済額を抑えることができるのか、確認して選択するようにしてください。
融資の上限額
不動産担保ローンを利用するときは、融資の上限額を確認することも大事です。各金融機関によって融資の上限金額は一律ではありません。例えば、独立系ノンバンクの方が可能限度額を高く設定している傾向があるため、自分の希望した金額を借り入れできる可能性があります。
金利設定などが低い機関でも、希望額よりも低いようなら融資を申込む意味がないでしょう。ただ、自分が提供する物件の価値によってはどの金融機関でも高い融資額にならない場合もあります。特に、物件が古い場合は査定結果が低いことが多いため、担保の時価などを確認して、ある程度計算してから申し込みするのが良いでしょう。
創業年数
不動産担保ローンの業者を選ぶときは、創業年数についても確認しておくべきです。金融機関でノンバンクの場合は悪徳業者が存在していることもあり、不利な契約をさせられることもあります。例えば、借り入れ限度額は低いのに金利が異常に高いこと、または契約書が書き換えられているということもあります。
不動産担保ローンは融資額も大きいため、詐欺的な行為をされるなら大きな損失になることもあるでしょう。創業年数がある程度長いなら、お客様から利用されていることになるため、信頼につながります。大体10年以上続いているなら悪徳業者である可能性は低いので安心して利用できるでしょう。
担保にできる不動産の種類で選ぶ
不動産担保ローンを活用するときは、どのような物件が対象になっているのか確認する必要があります。不動産担保ローンによって担保にできる種類には違いがあり、例えば物件は問題なくても農地や山林などは対象外になっていることもあります。
また、借り入れ物件によっては、融資額が低く設定されることもあり希望額に届かないこともあるため、しっかり種類について確認しておくべきです。借り入れを希望している金融機関のホームページや、電話のヒアリングなどで対象物件について確認することができるため、事前に疑問点などがあるなら質問しておくのが良いでしょう。
審査スピードを確認
不動産担保ローンを利用するときは、審査スピードについても確認しておくべきです。不動産担保ローンで融資を急いでいるなら、迅速に審査を進めてもらう必要があるはずです。ただ、上記でも紹介しましたが、銀行などの場合は慎重に審査を行っていくため、融資を得るまでに数ヶ月と時間がかかります。
また、金融機関によっては、不動産の現地調査などで審査時間が長くなることもあるため、予定通りに資金を得られないこともあるでしょう。金融機関によっても審査基準や期間は違いが生じるため、事前に審査スピードについて問い合わせして確認しておくのがおすすめです。計画的にローンを組むことができるようにしましょう。
借り入れのオプションが充実しているか？
不動産担保ローンを組むときは、借り入れの対応力について確認しておくべきです。金融機関によっては、不動産担保ローンを組むときに1つではなく、複数の不動産を担保にできるようにしているところもあります。
また、自分名義の不動産ではなく、親族所有の不動産や共有名義の物件も担保として認めてもらえることもあります。事業資金として不動産担保ローンの内容が充実しているなら、それだけ申込みもしやすくなり、希望金額に到達して納得できる融資になるはずなので、確認しておきましょう。
【まとめ】不動産担保ローンを利用するときは慎重にポイントを押さえておこう
不動産担保ローンを選ぶときは、選ぶポイントについて確認しておくべきです。不動産担保ローンで選んだ金融機関によって、希望した事業資金を得ること、また期間内に口座に資金を振込みしてもらうこなど、自分の用途に応じた対応をしてもらえます。
ぜひ、不動産担保ローンを考えているなら、今回の各ポイントを押さえて利用してください。
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