大きな資金が必要になり、融資を受けたい人もいるでしょう。
融資を受ける場合は担保を準備することで審査に通過しやすくなり、価値の高いものほど可能性は高くなります。
高い資金を融資してもらいたいなら、不動産の土地担保を利用することもできますが、その際に「必要書類には何があるのか?」と疑問を感じることもあるでしょう。
不動産の土地担保で融資受ける際は?
土地担保をスムーズに行い融資を受けるために必要な知識なので、書類について内容を紹介しましょう。
不動産で土地を担保にする場合は、どのような書類が必要になるのか知っておくことが大事です。書類を準備しておくことで取引をスムーズに進めることができます。
土地を担保にした際の書類は以下を準備しましょう。
担保の確認ができるもの
不動産の土地担保を行う際は保有しているものが確認できる書類を提出する必要があります。例えば、不動産登記謄本、住宅地図、地積測量図、建物図面、固定資産税評価証明書、建築確認通知書などです。
書類によっては自分ではなく金融機関の方で取得してくれるものもあるため、全て自分が準備しなくて済む場合もあります。必要書類の細かい点については金融機関に問い合わせて確認しておくのがおすすめです。
また、仮審査をする際は登記謄本があると融資可能額が計算しやすくなるため、申込みの段階で事前に用意しておくのがいいでしょう。
本人確認できるもの
土地担保による融資の申込みは、必ず本人確認できる書類を準備しなくてはいけません。本人と証明できるものには例えば、運転免許証やパスポート、健康保険証などがあります。どれでも自分が準備できるものを持参してください。また、契約の際には印鑑証明書が必要になることもあります。
この際に住所が異なっているなら、受理されないことになるため、申請を行う前に住所変更をして不備がないようにしましょう。
未納税金が無いことを証明する書類
土地担保で融資を受ける際は、未納税金が無いことを証明する必要があります。未納税金があるなら担保している不動産会社が優先的に税金の差し押さえが優先されるため、金融機関は担保にすることができません。
申込みの際に未納税金が無いことを証明するためには、納税証明書、固定資産税納付書などが該当します。もし、土地に未納税金があるなら早く納税を済ませる必要があるため、先に解決するようにしてください。
ローン残高を証明するための書類
担保にする土地にローンがある場合は、ローン残高を証明する必要があります。ローン残高を証明できる書類は残高証明書や返済予定表が該当します。証明できる書類は限られているため、事前に確認して提出できるようにしておくのがおすすめです。
もし、借り換えの場合はローン契約を抹消した後に必要な金額を証明する必要があるため、担保にする前に申請しておく必要があります。ローンの方法にも注意して準備しましょう。
法人の場合は個人よりも書類が増える
法人として土地担保を利用するなら、個人で申請するよりも書類数が多くなります。提出が求められる書類は商業登記謄本、決算報告書、事業計画書などが必要です。事業を開業する目的で融資を受ける場合は、さらに資金の内訳が分かる書類も必要になります。法人の場合は、それぞれの書類を準備して金融機関に申込むようにしてください。
土地担保で融資を受ける際の書類による注意点とは?
不動産の土地担保で融資を受ける際は、注意しておかなくてはいけないこともあります。注意点を確認しておくことで、計画通りに融資の審査を通過して資金を得ることができます。どのような注意点があるのか以下をご覧ください。
書類に不備があると審査がストップすることも
書類に不備がある場合は、審査が止まってしまうこともあります。例えば、本人確認と住民票との住所場所が異なる場合、印鑑証明書の期限が切れている場合などは書類としての効果を発揮しません。
また、決算書や収入証明書、納税証明などは発行されるタイミングが決まっていますが、最新のものでなく古いものであれば審査から落ちてしまう原因にもなります。
また、提出する書類が揃っていないようであれば、法務局や市役所から新たに取り寄せなくてはならず、書類によっては時間がかかってしまうこともあります。しっかり書類は準備して揃えておくようにしましょう。
連帯保証人や連帯債務者も必要書類の提出が必要
融資を受けるときは、本人以外で連帯保証人や連帯債務者も必要になり、必要書類を提出することを要求されます。連帯保証人や連帯債務者は申込者に万が一のことが発生した時、代わりに負債を返済しなくてはいけません。
そのため、保証人や債務者も返済能力や信用力があるのか金融機関は審査します。基本的に提出する書類は基本的に住民票や印鑑証明書、実印です。連帯保証人となる人の必要書類を準備していなければ審査に影響が生じることもあるため、忘れずに揃えておくことが大事です。ただ、保証人でも種類によって異なる場合もあるため、その点も注意しておく必要があるでしょう。
誤記入をしないようにする
融資を受けるときは、誤記入しないように注意すべきです。書類を準備した後は自分で記入しなくてはいけない箇所も多いため、項目に沿って記入していきます。ただ、どこかで間違えて誤記入してしまうと金融機関に提出したときに電話で確認されることになり、審査が遅れてしまう可能性もあります。
さらに、間違いやミスが多いと再提出を求められることもあるため、時間を無駄にしてしまうこともあるでしょう。提出する書類や申込書などは丁寧に慎重に行って行くようにしてください。
担保する土地の価値は低すぎないか確認
不動産の担保で融資を受けるときは、価値に関して確認しておくことが大事です。金融機関は万が一融資を行った後に返済が滞ってしまうなら、担保にしている土地や不動産を売却し、現金化して補填します。
しかし、担保にした土地の評価額が低いなら売却したとしても融資額を回収することができず、金融機関側が損失を被ることにもなります。
そのため、担保にする土地が低過ぎる場合は、金融機関が審査したときに落とされる可能性があるでしょう。その場合は評価額の高い土地に変える、または申込金額を下げるなどの対策が必要になります。担保にする土地には注意しておきましょう。
契約時には諸経費もかかる
土地担保による契約には印紙税などがかかり、希望する融資額によって金額が変わります。抵当権を設定するときにも登記費用がかかるため、十分な資金を準備しておくことも大事です。もし、司法書士を利用するなら、その報酬も必要になるため注意しておきましょう。
【まとめ】書類に不備が無いかを確認し全て揃えておきましょう
不動産による土地担保で融資を受けるときは、いろいろな書類を準備する必要があります。
それぞれ書類には不備が無いこと、全て揃えておくことが大事になるため、確認して申請をするようにしましょう!