「土地を相続したが使用予定がない」「管理、税金対策が大変」等の理由で不動産を売却して現金がほしいと思ったことはありませんか?
腕時計やアクセサリーと違い不動産の売却はあまり一般的に知られていないため難しく考えてしまう方にいるかもしれません。
本記事では、そんな売買が一見難しそうな「不動産」を即金で売却するやり方を解説します。
不動産を即金で売却する方法とは?
不動産を即金で売却する方法は次の2つがあります。
・買い取り業者に即時買取を依頼
・不動産会社に買取保証を依頼
では上記2つの手続き方法は、それぞれ何が違うのかを説明していきます。
買い取り業者に即時買取を依頼
即時買取とは、多少安い価格でも可能な限り早く現金を手に入れたい方向けの方法で、売却したい不動産を不動産会社に直接買い取ってもらうというやり方になります。
この方法だと通常の不動産売買と違い、買い手を待たずして不動産を売却することができます。
ですがこの方法の場合は相場より安い買取価格で売却することになります。
下記のような条件の方におすすめの方法です。
・借金返済や生活費補填のために即金したい方
・あまり時間を割かずに売却したい方
・不動産が遠方にあり頻繁に行き来することが難しい方
・自己破産や固定資産の欄に記載したくない方
不動産会社に買取保証を依頼
買取保障とは、ある程度の期間をかける代わりに相場に近い金額で確実に売却したい方向けの方法です。
期限を設定したうえで不動産会社に売買の仲介を依頼し、その期間内に売れなかった場合は相場に近い金額で買い取ってもらう。という方法になります。
仲介では、いつになったら物件が売れるのかわからない短所がありますが、買取保証を利用する事で、期間中であれば相場価格に近い値段で売却出来る可能性があります。
仲介では、いつになったら物件が売れるのかわからない短所がありますが、買取保証を利用する事で、期間中であれば相場価格に近い値段で売却出来る可能性があります。
下記のような条件の方におすすめの方法です。
・可能な限り相場に近い金額で即金したい方
・結婚・離婚等で今住んでいる家を確実に売りたい方
・会社倒産して転職により売却をしたい方
・不動産を相続したので、できるだけ早く現金化して財産分与をしたい人
不動産を即金で現金化するメリット・デメリット
次に不動産を即金で現金化するメリット・デメリットを箇条書きで紹介していきます。
不動産を即金で現金化するメリット
・すぐに現金化することが可能
・売却情報はクローズ(非公開)なので、周りに知られずに売却できる。
・売却までの期間が短いのでスケジュールが立てやすい
・資金計画が立てやすい
・確実に売ることができる
不動産を即金で現金化するデメリット
・仲介に比べると売却価格が安くなるという問題がある
・買取価格の適正価格が見つけにくい
・買取業者の買取対象に入らなければ断られることがある。
不動産を即金で売却するポイント
続いて不動産を即金で売却する際のポイントについて解説します。
ポイント1:買取実績の多い業者を選ぶ
不動産会社によって得意分野は違い、不動産業者によって提示してくる金額にも差があります。
単純に高く売ることができる=売買が得意な業者の方が高く買い取ってくれる可能性が高いです。
基本は、買取を専門にしている業者や実績が豊富な事をアピールしている業者を選ぶ方がおすすめです。
ポイント2:複数の不動産会社へ査定を依頼する
買取を依頼する際には、複数の買取業者へ物件査定を依頼する事をおすすめします。
査定結果や担当者の対応をみて信頼できると判断した不動産業者へ依頼しましょう。
また複数の業者へ依頼することによって大体の相場価格を確認することができます。
不動産を即金で売却する注意点
続いて不動産を即金で売却する際のポイントについて解説します。
注意点1:売主にとっては不利益になることもある
本来は長い期間をかけ、腰を据えてでも買い手を探したほうが、高く売却できる可能性が高いです。
即時買取は、売主にとってはどうしても通常より安く買い叩かれてしまうので、早く買い取って欲しい事情がなければ、無理に買取を依頼する必要はありません。
注意点2:慎重に判断し行動する
不動産は一生のうちで何度も売ったり買ったりするものではなく、その判断一つで人生を大きく左右してしまうほどの大事な資産です。
したがって、どのようなサービスなのかを十分に見極めてから慎重に利用されることをおすすめします。
【まとめ】注意点やメリット・デメリットなどを踏まえて不動産の現金化をしよう!
不動産の即時売却は不要な不動産を可能な限り早く売却し、現金を手に入れることのできるメリットの多い方法です。
仲介手数料もかかりませんし、時間を仲介より短縮することができます。
その分売却をする際には、後に後悔を残さないよう買取相場を把握し、メリット・デメリットを理解した上で適正な判断を下しましょう。
早急に現金が必要というわけでなければ、仲介による不動産売却のほうが高く売れる分、有利になるケースもあります。
自分の状況に合わせて仲介か買取かを慎重に選択しましょう。