「不動産融資を受けたいけど、何から始めればいい?」「実際にローンを組むまでの流れはどんな感じ?めんどくさいの?」そんなお悩みを解決します。
本記事では「不動産投資の基礎知識」「不動産融資を受けるまでの流れや手続き」「契約時のポイント」などをご紹介します。
不動産融資を申し込む前にポイントや流れを抑えてスムーズに審査を通過し、ローンを受けましょう!
そもそも不動産投資とは?
そもそも不動産投資とは?知っておくべき基本的な知識を身に付けておきましょう!
家賃収入を得て収入にすること
不動産投資とは自らが不動産を購入し、部屋を他人に貸すことで、家賃収入を得ること。これが主目的です。
簡単にいえばアパートやマンションの「大家」になることです。
将来的に大きな利益を得られる可能性が高いため、老後の資産形成の手段のひとつとして20代~30代で開始する人が増えています。
不動産投資のメリット
不動産投資のメリットは「レバレッジ効果が高い」ことが挙げられます。
レバレッジ効果とは、少額の資金額で高額な資金(不動産)を取得することです。
融資を受けることができれば、高額な投資用不動産の購入が可能になります。
投資用不動産を上手に運用できれば、毎月家賃収入を得られます。
そのため、FXや株などの値動きがあるものと比べて「安定的な投資商品」といわれています。
不動産投資のデメリット
不動産投資のデメリットは「空室リスク」があることです。
そのため、物件・土地選びは、慎重に行いましょう。
購入前に、需要のあるエリアで物件選び、物件自体の綺麗さなどを確認することによって空室リスクは軽減できます。
入居者がいなければ、家賃収入は0です。
入居者が決まるような立地・物件選びをしましょう!
不動産融資を受けるまでの流れ6ステップ
不動産投資の融資は、どのような方法で審査をすすめていくのでしょうか?6ステップで解説します。
【ステップ1】投資用物件の調査&資料入手
希望する投資用物件を見つけたら、その物件の調査と資料入手を行います。
物件の空室状況や家賃相場、利回りなどを調査し、きちんと収入が得られるかを判断しましょう。
融資を受けるため、月々のキャッシュフローを把握し、しっかりと返済ができるかを確認しておくことも大切です。
まずは、自分が希望する条件にふさわしい物件かどうかを見極めるために、不動産業者へ資料を一式取り寄せてもらうように依頼をしましょう!
【ステップ2】仮審査
購入する投資用不動産を決定したら、不動産投資ローン融資の仮審査を行います。
不動産投資ローンの融資は、本審査の前に仮審査を行い、融資が実行可能かを事前に調査されます。
希望する金融機関に、融資の仮審査の申込を電話やWeb上の申込フォームで申請しましょう。
【ステップ3】購入申込&売買契約の締結
仮審査通過後は、いよいよ物件の買い付けに進みます。
買付申込後は、売主と日程調整を行い、売買締結となります。
※この際に本審査が通らなかった場合の「白紙解除」「手付金の返還」を定めるローン特約が契約書に書かれているかを確認しておきましょう!
【ステップ4】金融機関の選定・本審査
売買契約の締結後、本審査に進みます。
本審査が通るまでの期間は、約1週間~1ヶ月程度。併せて、他の金融機関の不動産担保ローンも検討してみましょう。
より良い条件で融資を受けられるかもしれません。
【ステップ5】金銭消費賃借契約
本審査通過後、不動産投資ローンの「金銭消費賃貸契約」を締結します。
この契約は、金融機関と借主との間に締結されるローン契約の条件についての契約です。
返済計画、設定金利なども契約書に記載されているので、確認しましょう。
【ステップ6】融資実行&物件決済引き渡し
物件の決済、引き渡しをする際に、不動産投資ローンの融資実行を受けます。
これで不動産融資の手順は完了です。
この際に、併せて所有権移転登記、物件に金融機関の抵当権設定登記が行われます。
抵当権は、ローンの返済が滞った場合に金融機関が差し押さえできる権利のことです。
※返済が終了したら抹消することが可能です。
不動産融資を契約する際のポイント
では、不動産融資を契約する際に気をつけておくべき必要な事や、ポイントは、どんなものがあるのでしょうか?以下で解説していきます!
重要事項説明書の内容をしっかりと理解する
契約前に受け取る「重要事項説明書」の内容をしっかりと理解しておきましょう!
重要事項説明書に記載されている内容は、とても重要なことが書かれています。
書かれている全ての内容が重要ですが、特に「欠陥があった際の対応策」「代金の支払い時期」「物件の引渡し時期」「家賃や敷金の扱い」「抵当権の抹消」などをしっかりと確認しておくことをおすすめします。
将来、追加で発生する費用がある。不動産の価格が下がるようなことにはならないか。などを確認し、不明な点は放置しないようにしましょう!
物件の仕上がり具合を確認する
契約後に損をしないために、売却物件の仕上がり具合をしっかりと確認しておきましょう。
新築物件であれば「契約書・仕様書通りの仕上がりになっているか」「部屋に傷がないかどうか」などをチェックしましょう。もし、あった場合は、引渡しまでに修繕してもらうように、依頼をかけます。
中古物件であれば、物件の現状が、契約条件通りかどうかをしっかりと確認しましょう!
【まとめ】不動産融資の審査は、1つ1つ丁寧に行おう!
不動産融資で損をしないために、1つ1つの作業を丁寧に行いましょう。
不動産投資用の物件を買う場合は、重要事項説明書の確認や、物件の現状確認を怠らず、納得のいく契約をして下さい。
そして、融資を受ける際の手順や準備するべき必要書類は、利用する金融機関によって異なる場合があるので、まずは、それぞれに相談し、情報収集をしてみましょう!