「総量規制って何?」
「総量規制の対象とならないカードローンもあるの?」
など「急にお金が必要になった」時に不安になるのが総量規制です。総量規制は借入を行う場合にかかる規制のことですが、それでもお金が急遽必要になることもありますよね。
今回の記事では、総量規制や総量規制対象外についてくわしく解説するとともに、手軽にネットで申込みができるカードローンについてまとめています。
この記事を読めば「急にお金が必要になった」時も、安全にお金を借り入れるための知識と手段を知ることができます。
総量規制対象外や総量規制例外の仕組みを知っておく
まず知っておかなければならないのは総量規制に関する知識です。
総量規制とは、消費者金融などの賃金業者から過剰に融資を受けないために作られた貸金業法のルールです。
このルールができてから、自己破産や借金が原因で自殺された方は減少傾向にあります。
しかし、物価の高騰や失業者の増加など、コロナの影響もあり「どうしてもお金が必要」という方もいらっしゃるでしょう。
「急な出費でお金が必要になった」
方は、あわてて借りられる金融会社を探す前に、総量規制について知ってから安全に借りられる方法を模索してから行動を起こすことをおすすめします。
総量規制対象外と総量規制例外の違い
総量規制対象外と総量規制例外の違いは以下の通りです。
〇総量規制対象外
- 返済が可能であれば年収の3分の1以上借りられるローン
- 総量対象外は年収の3分の1にカウントされない
〇総量規制例外
- 返済が可能であれば年収の3分の1以上借りられるローン
- 総量対象外と違い年収の3分の1にカウントされる
- 対象のカードローンで上限いっぱい既に借りている場合は新規融資は受けられない
どちらも「返済が可能であれば」ローンを組むことができますが、ポイントは総量規制にカウントされるかどうかになります。
どんなローンが対象となるのかは以下に例をまとめていますので参考にしてください。
- 総量規制対象外のローン
- 住宅ローン
- マイカーローン
- 銀行ローン
- 総量規制例外が対象となるローン
- アコムやプロミスなどの消費者金融のおまとめローン
- 個人事業者に対する貸付
- 配偶者と併せた年収の3分の1以下の貸付
総量規制の枠を超えて融資をすると業者は賃金法違反となる
消費者金融業者からお金を借りる時、かなり審査に待たされる時があります。
これは、賃金業者が総量規制オーバーになっていないかを調べている時間です。
賃金業者が総量規制を超えて貸付を行った場合、罰金などのペナルティを受けたり、最悪業務停止命令が下る可能性があるからです。
総量規制の影響を受けない銀行カードローンでも、過剰な融資を禁止する傾向があり、消費者金融と同じ規制の下、貸付を行っているところもあります。
即日可能なケースもあるお手軽ネット銀行ローン3選
消費者金融カードローンや銀行カードローンでは、キャッシング用カードを受け取らないと基本的に借り入れを利用することはできません。
即日で利用したいと考えた場合、カードレス契約ができるネット銀行でのカードローンに申し込む方法があります。
ここではネット銀行ローンのおすすめを3社紹介します。
ただし、ご紹介するローンの中には総量規制の対象となるものもありますので、他社で借りすぎている方は注意が必要です。
paypay銀行ローン
paypay銀行は残念ながら即日の借り入れはできませんが、カード発行なしで設定すれば素早く借り入れが可能となる銀行カードローンです。
ただ、カードローンの申込みには普通預金口座が必要となりますので預金口座の開設と同時に申込が必要になります。
〇paypay銀行の申込みの流れ
- STEP1:ネットを使って申込み(24時間365日受付可能)
- STEP2:書類審査(本人確認書類をアップロード)
- STEP3:仮審査と本審査実施(最短60分で審査可能)
- STEP4:初期設定(スマホでアプリをダウンロード)
- STEP5:振込またはキャッシュカードを利用してATMから借り入れ可能
〇paypay銀行の商品概要
利用できる人の条件 | ・契約時の年齢が満20歳以上70歳未満・国内に在籍していることが証明できること・安定した収入が継続してあること・paypay銀行口座を持っていること |
貸付利率(実質年率) | 1.59%~18% |
限度額 | 10万円~1000万円(10万単位) |
融資時間 | 数日 |
総量規制 | 総量規制対象外 |
ジェイスコア
ジェイスコアは独自の設問に答えることによって個人スコアを出し、利用限度額や金利が決まる仕組みです。即日融資可能な貸付業者ですが、総量規制の対象となっていますのでご注意ください。
〇ジェイスコアの申込みの流れ
- STEP1:AIスコア診断を実施。スコアレンディング手続き
- STEP2:メールに仮審査結果が届く
- STEP3:必要生類を提出
- 本人確認用書類
- 収入証明書など
- STEP4:本審査結果を確認し、ネットで契約手続き完了
〇ジェイスコアの商品概要
利用できる人の条件 | ・契約時の年齢が満20歳以上70歳未満・国内に在籍していることが証明できること・安定した収入が継続してあること |
貸付利率(実質年率) | 0.8~15% |
限度額 | 10万円~1000万円(10万円単位) |
融資時間 | 最短即日 |
総量規制 | 総量規制対象 |
LINEポケットマネー
ジェイスコア同様に信用スコアによって金利や限度額が変わる仕組みをとっているカードローンです。
〇LINEポケットマネーの申込の流れ
- STEP1:LINEアプリから申込
- STEP2:本人悪人書類をスマホで撮影してアップロード
- STEP3:必要事項を入力
- STEP4:審査(数日から1週間ほどかかる)
- STEP5:利用開始
〇LINEポケットマネーの商品概要
利用できる人の条件 | ・LINEアカウント又はLINEPayアカウント取得済・契約時の年齢が満20歳以上66歳未満・国内に在籍していることが証明できること・安定した収入が継続してあること・審査条件を満たしていること |
貸付利率(実質年率) | 3%~18% |
限度額 | 10万円~100万円(5万単位) |
融資時間 | 数日~1週間 |
総量規制 | 総量規制対象 |
総量規制や総量規制対象外で注意したい4つのポイント
総量規制の影響を受けてしまうと、どこからも借りられなくなってしまうこともあり、八方ふさがりになってしまいます。
焦ってしまう気持ちもわかりますが、違反する行為などは結果的に自分の首を締めてしまう恐れがあることを知っておきましょう。
【ポイント1】今以上に借りたいなら年収アップする必要あり
総量規制を受けないようにするためには、年収を上げる必要があります。
「年収の3分の1」
が規制の上限ですが、「お金を得る」ための方法は「借入」だけがその手段ではありません。借入は一時的な手段として考え、他の対策として収入を上げることも視野に入れた方が得策と言えるでしょう。
年収が上がれば、規制総量も増えることにも繋がります。
「転職」や「副業」など、収入を増やすことも返済していく手段として考えるのも良い方法です。
【ポイント2】総量規制が年収の3分の1でもギリギリまでは借りられない
総量規制での上限は「年収の3分の1」ですが、これは法律上定められたルールであり、実際貸付を行う貸付業者での審査は対象者の返済能力で判断し審査しています。
例えば、年収300万円の方ならば100万円まで借りられるわけではないということです。
他社からの借入が多かったり、返済能力に不安を感じるようであれば審査は通らないことがあります。
【ポイント3】総量規制対象外でも闇金には手を出すな
切羽詰まってしまうとどうしても焦りが生じてしまい正常な判断が出来ないこともでてきます。そんな時、闇金業者や個人間融資に手を出してしまう恐れもあります。
こういった悪徳業者などは違法な貸付を行い余計に自分を追い込んでしまう可能性があるので利用しないようにしましょう。
〇借り入れた場合に起こりうる被害
- 闇金業者:賃金業法のルールを守らず貸付を行っている業者のこと。関わるとしつこい取り立てや脅迫まがいの被害を受ける恐れがあります。
- 個人間融資:「個人間の営利目的の取引は禁止」という項目に違反するため、とてもグレーな存在です。
【ポイント4】クレジットカードを現金化するのはNG
クレジットカードのショッピングローン枠を利用することはカード会社の規約違反にあたるため、やってはいけません。
例えば、いきなりキャッシング枠上限まで使用された場合などは、問い合わせがあるはずです。これは、クレジットカードで購入した商品が転売目的で購入された恐れがあると判断されるためです。
クレジットカードの現金化が疑われてしまうと、場合によっては強制解約になってしまうこともあるため注意が必要です。
【まとめ】年収アップさせるための方法や他の解決策も考えよう
今回の記事では、総量規制に関する借入について「急にお金が必要になった」時にまず知っておきたい知識についてまとめています。
また、即日融資可能なネットで審査が可能なカードローンやお手軽に申込みができるカードローンについてもまとめていますので、参考にしてください。
お金に困ることの多い世の中になってきているのが現実です。
そんな中、つい焦ってしまいがちにもなりますが、間違っても悪徳業者に手を出してしまわないよう気を付ける必要があります。
例えば、週刊誌によく掲載されている消費者金融会社の中には、「特別に融資を行う」「ある条件を満たせば融資を受けられる」などの言い回しによって逆に手数料を要求してくる業者もいます。
そんな悪徳金融業者に惑わされないようにするためにも、冷静になってまず調べていくことをおすすめします。
また、借り入れる方法と同時に返済方法にもきちんと対策を考えることが大切だということがわかりますね
借入は結局利息を払いながら返済していかなければならないため、将来のことも踏まえて無理のない借入を行いましょう。